店主:小松裕勤
趣味:魚釣り、子供と遊ぶこと
好きな言葉:まぁしょんないら〜
座右の銘:己の欲せざる所人に施すことなかれ
夢:孫と酒を飲むこと
水窪町では知らない人がいない「小松屋製菓」のご主人、小松裕勤さん。
misakubox設立にあたっても、いろいろとご協力頂きました。
頑固一徹なお菓子職人であり水窪住民からの信頼も厚いご主人に、お店のことや水窪に対する思いについてお話を伺いました。
−小松さんは小松屋製菓の何代目になるのですか?
自分で3代目になります。
16年前に水窪に帰ってきて、9年前に父親から引き継ぎました。
−小松屋製菓さんは、お菓子の材料に大変なこだわりを持っていらっしゃいます。それもお父様の教えでしょうか?
そうです。父親からは「材料の質を落としたら終わりだ」と言われ続けていました。塩ひとつとってもうちではこだわりの材料を使っています。「塩なんて何を使っても気付かれないかなぁ」と思うこともあるのですが、とにかく、自分はこだわり続けたいと思っています。
それから、栃の実、お茶、ブルーベリーなどの地元で採れるものは、地元の食材を使うようにしています。せっかく水窪で作ってる人がいるんですから。
−なるほど、こだわりの食材については、こちらで紹介しておきますね。16年前に水窪に戻ってくる前は、何をされていたのですか?
高校卒業後、東京でお菓子の専門学校に通った後、浜松の和菓子屋で働いていました。
一度水窪の外に出たことは、良かったと思っています。外の厳しい世界を経験することができましたし、水窪の人間関係の温かさを再認識できました。
−今中学2年生の息子さんには、お店を継いで欲しいと思いますか?
継ぐと言ってくれれば嬉しいですが、正直微妙です。子供の世代になるまでに、お店だけでなく水窪町全体が元気でいる必要があると思います。
−小松さんは、消防団や商工会など、地域の活動に積極的に参加されています。それも、やはり子供さんの世代のためでしょうか?
その通りです。水窪は歴史のある町ですが、時代に合わせて変えていくべき事もあります。町の様々な行事に関わり、人々と関わることで、少しずつ子供達にとって住み良い町に変えていければと思っています。
また、水窪は自然が豊かで、治安が良く、子育てするのにとても良い環境だと思います。実際、水窪の子供は道ばたで会えば皆挨拶するし、素直な子が多いですよ。
なので、都心部から子育て世代がもっと引っ越して来ればいいのになぁとよく思います。
田舎暮らしを検討しているみなさん、水窪は大歓迎ですよ!!
−ありがとうございました!これからも一緒に水窪を盛り上げていきましょう!